先週末は土曜日は悪天。
日曜日は回復する予報でしたが、生憎の仕事・・・(結果的には悪天になりましたが)
そこで、金曜日にイっちゃいました。
これも、前日の木曜日に釣行を予定している方に直接会って刺激を受けたせいです(ハァァァ)
モちろん、マナー良く、騒音少なく、少人数で、目立たずに。
ともあれ、朝の6時に現地に到着。
もう1ヶ所のポイントと迷いましたが、当初の予定通りの場所で準備開始。
さあ準備完了! 出発!! 今日はKAYAK-340での釣行です。
ちょっとラフな海面ですが、釣りは出来そうです。
沖に行って水深25mからスタートしますが、反応無し・・・
45mラインに移動するとベイトの反応が出始め、次第に魚探の画面びっしりに
超期待しますが、アタリはありませんでした。
どんな魚が通ったんでしょうね? ベイトだけなのか? フィッシュイーターのビッグフィッシュも通ったのでしょうか?
こんな時、非常に気になりますね~。
反応が一通り通り過ぎたあと、ジグを80gのTGベイト赤金に変更後1投目。
スピニングタックルで早めのワンピッチでシャクってくると、途中で何かが触ったような違和感・・・。
ゆっくりシャクって、食わせのタイミングを作ってやると、
ド、ドドーン!!!
ヒットです!!
ギュ、ギュギュギューン!! とドラグが鳴ります。
おお!良い引きだ! 開始早々いい感じ!!
さて、今回はヒットパターンの解説が長いです。
それは、他に書く事が無いからです(泣)
よっしゃー!! っと思っていたらふわっ
はい、バレました。
フックがこんな感じでした。
(帰宅後撮影)
確かに大物だったけど、掛かりどころが悪かったんでしょうね(大泣)
その後は反応も無くなったので、60mラインまで移動しますが、こちらも反応無し。
ここからは、同じようにKAYAK-340に乗っている方や、違うボートやカヤックに乗っている方へも参考になればいいと思い、敢えて書きますので、当たり前の事だ!とお叱りの事もあるかもしれませんが、私も含めてもう一度ご自身のボート釣りのスタイルを見直してみてください。
登場する仲間はブログをしていないので、私から経験した事を伝えると共に注意喚起の意味も含めて書かせてもらいます。
もう一度浅い方に戻ろうとして、一緒に行った仲間の方を眺めていると、
米粒大の大きさにしか見えなかったのですが、何故かその仲間の認証旗が見えません。
なんでだろう?? 風があるから外したのかな?? いや、そんなことするはずないし・・・
これは、なにかあったのかも?! と思い近づいて行って、よーく見ていると、その仲間が大きく手を振っているように見えました。
明らかにただ事ではありません。
その仲間もKAYAK-340に乗っていたのですが、近づくとKAYAK-340が裏返しになって、クーラーなどが周りに散乱して浮いていました(驚)。 そしてその仲間はびしょ濡れ!?
なんだこりゃ??
聞くと、タイミング悪く横波をくらって転覆したそうです。
とりあえず、自分のKAYAK-340の船首の方に乗ってもらいました。
意外と乗れましたが、ちょっと波が来るとダバダバ水が入ってきます。この時点でKAYAK-340に2人乗っての帰還は諦めざるおえません。
そこで、ひっくり返ったKAYAK-340を戻そうとしますが重い船外機が海中にあり、邪魔で元の方向に戻りません。
そこで私がボートを押さえて、ボートのオーナーは海に手を入れて、船外機を留めてあるネジを緩めて、本当に申し訳ないですが船外機は離脱。 海に沈んでしまいました。 海洋事故で命を守るためなのでお許し下さい。
すると簡単にKAYAK-340は元の状態にもどり、仲間は自分のKAYAK-340に戻って、ロープを繋いで曳航して帰還します。
その間に回収出来るものは拾って戻ります。
仲間は濡れて寒そうでしたが、落ち着いて対処されていたと思います。
無事に陸に着いたときは、本当にほっとしました。
そんな事がありました。
まるで悪い夢のような出来事でしたが、本当に仲間が無事で、自分も助けてあげられることができて良かったです。
今回のことで、その仲間の状況を参考に自分の身にもしもそのようなことが起こった時にちゃんと対処できるために気がついた点を書き留めたいと思います。
思いついた順に書くので、乱文をお許しください。
・特にKAYAK-340の場合は、重心が高くなる艤装をしない。
艇が細身なので重心が高くなると安定感が悪くなるし、横風を受けたときに風の影響を受けやすくなります。
同じKAYAK-340に乗っていましたが、正直そこまで危険な感じはしていませんでしたのでまだ釣りを続行するつもりで移動していました。
私とその仲間の艤装の違いは重心の高さだったと思います。
・パラシュートアンカーの入れ方
パラシュートアンカーを入れる時は船首にパラシュートアンカーが来るようにロープを結んで風や波を船首方向から受けるようにすることが必要です。
その仲間はちゃんと出来ていたのですが、タイミングが悪かったようです。
・常に波の方向やタイミングを見ておく
もちろんその仲間も常連なので見ていたとは思いますが、たまたま位置のずれた荷物を直そうとしてバランスを崩したそうです。
波の大きさや、タイミングを目で確認しているだけで心構えが出来て、体でバランスが取れますよね。
気を付けて心構えが出来れば対処のしようがあったかもしれません。
不意の波は怖いですよね。
・パドルやオールの確保
私も実際にKAYAK-340に乗っていて、転覆するイメージはあまり無かったのですが、色々な悪条件が重なると転覆するようです。
通常のカヤックは転覆を想定して、パドルにリーシュコードなどを付けている人も多いですがゴムボートやKAYAK-340にそういった準備をしている人は意外と少ないかもしれません。
もし、ひとりの時に転覆して、頑張ってせっかくボートに戻ったとしてもオールやパドルが無いと自力で漕いで戻る事が出来ません。
そうならないように気をつけましょう。
・ソロ浮きは控える。仲間の位置関係確認。そして認証旗。
大人数では別の問題を引き起こす可能がありますが、私の場合少数ながらほぼ仲間と一緒の釣行をしています。
もし今回のようなことが起こったら、まずすぐに助けを呼べるのは仲間です。
私は移動の時や、釣りをしている最中も常に仲間との位置関係を確認しています。
仲間が移動して行く方向もよく見ています。
これは、自分の安全確保だけではなく、今回のように仲間の異常にも気が付くことができる大事なことだと思います。
そして認証旗。これは漁船などにアピールするために付けているものだと思っていましたが、今回別の意味で認証旗が役に立ちました。
いつもよく目立つ認証旗が見えない。 これも異常を知らせる重要な役目があります。
どちらの理由にしろ、やはりよく目立つ認証旗が必要です。
・携帯電話の他にも非常を知らせるツールを用意する
携帯電話は防水のものを使用している方が多いと思いますが、通常の携帯の防水機能は大したことがありません。アクアパックに入れるなどの対策が必要です。
それに落ち着いて電話がかけられる状況になるだけでも大変なことです。
そこで、周りに異常を知らせるツールとしてホイッスルなどのシンプルな物があると良いと思います。
私もライフジャケットにホイッスルが付けてありますが、まず最初に異常を知らせることができる方法だと思います。
・財布や車の鍵の保管方法
今回のことがあって気がついたのですが、せっかく無事に助かっても、まず車に乗らないと帰ることも出来ないし、着替えも暖を取ることもできません。
財布も無ければ、帰りに温かい飲み物を買うことも出来ません。
私は、艇の上のタックルボックスに車の鍵や財布を入れていましたので、もし転覆した場合は沈んでしまいますので、自分だったら非常に困ったことになっていました。
これらの物はライフジャケットのポケットの中に入れたり、艇に固定しておく必要があります。
・ライフジャケットとウエア
今回の仲間はもちろんライフジャケットを着ていましたので、やはりその恩恵はあったそうです。
ただし、釣り用とはいえただの防寒着なので海水で濡れて寒いですし、再乗艇の時も濡れた服のせいで重くて大変だったそうです。
通常のカヤックの場合はみなさんドライスーツやパドリングパンツやスーツを着ていますが、ミニボートの中でも細身でこのような可能性があるKAYAK-340の場合は、せめて寒い日や今回のようにちょっとラフな日には同じようなウエアの方がいいかもしれません。
私は、この日はリトルオーシャンのパドリングスーツとパドリングパンツを着ていました。
ミニボートでの釣りをするにあたって、当たり前に気を付けなければいけないことは他にもたくさんありますが今回改めて気がついた事を書きました。
そして、これらの事は比較的簡単に改善出来ることかもしれません。
私の認識が間違っていたり、他にもちょっとしたことでも改善になることがあればご指南ください。
なんにしろ、私もあの時に仲間の異常にもしも気が付いてあげられなかったら??と思うと冷や汗の出るような出来事でした。
今回は仲間が無事で何よりでしたが、2度とこのような事が無いように気をつけて安全第一でこの楽しい趣味を続けたいと改めて思います。
で、釣果の方ですが
帰ってからしばらくすると、なんとワタスのクーラーボックスには!
ヒラマサが 3本モ 入っていました。
朝に迷ったポイントに行った釣友さま、ありがとうございました!
美味しくいただきました!
ハァァァァ(泣)
さあ! 次はいつどこでだ!?